設計者コメント: 笠原明宏
2008年にリーマンショックを迎え、冷え切ったマンション業界に一風を吹き掛ける。
そんな思いで一つの新たなプロジェクトが始まりました。
それは、都心に残る手付かずの狭小敷 地を探し出し、未開拓であるコンパクトマンションの開発を行うことです。
幸いにもそのプロジェクト1号を手掛けることが出来たことは、設計者としてとても光栄なことでした。
まず、求められたものは赤坂らしさ。赤坂通りに面した立地は、華やぎの中にありながら住まう人のプライベート空間を確保するという高度な要求でした。
外観は赤坂という街にふさわしい先進的なイメージとともに、ミュージアムの様な洗練された表情を描き出す直線的でありながらも波を打つようなデザインにしています。
モニュメントのような存在感をまとうことで住まう人の誇りとなるよう願いを込めて設計しました。
住居部分は都会的なスマートさを具現化させるというコンセプトで、シンプルな間取りを採用し、ライオンズマンションのノウハウを存分に活かした住宅設備や、セキュリティーにも妥協を許さない最先端マンションを実現しました。
コンパクトでありながら、存在感・安らぎ・ステータスといった、考えられるすべてを注ぎ込んだ集大成といえるプロジェクトでした。