設計者コメント: 笠原明宏
計画地は横須賀中央駅から北西に伸びる目抜き通りに面しており、商業施設が建ち並ぶ横須賀市の中心にあたる場所です。
この通りにはアーケードが設けられ、駅に向かう人やショッピングを楽しむ人、週末には観光に来る人々など国籍を問わず常に活気にあふれた街です。
今回そのような街で初めて取り組むプロジェクトになりました。
「横須賀」ブランドとしての地域性を考えた住戸プランと、外観デザインに力を入れ取り組みました。
外観はアースカラーを基調としアクセントにホワイト系を設け、明るく横須賀の空に映えるカラーとし、バルコニーは硝子手摺にすることで空の雲を映し出す鏡の役割を与えています。
また、高層建築の高さを利用し縦2本のマリオンを設けることで、バルコニーの水平感を中和し全体的なバランスを取っています。
基壇部にあたる1・2階部分には石貼で高級感を出し、
アーケードからエントランスに至るアプローチを、光庭的な要素を付加する事で邸宅感を演出してみました。
これからも色褪せず、横須賀のシンボルとなってくれることを期待しています。