上京をして早一年半が過ぎ、1人暮らしにも、東京にも慣れてきました。私自身、毎日忙しく働く中で、行き付けのお店を見つける事はひとつの楽しみです。

最近では若い人や女性を対象にした、カフェや喫茶店などシンプルで可愛い店が増えてきていますが、私はカフェではなく、昭和時代を彷彿させるノスタルジックな雰囲気のお店に惹かれます。

今回は私が愛してやまないレトロでノスタルジックな喫茶店をご紹介したいと思います。

シルビアの文字と女性のイラストがレトロな雰囲気をかもし出していますね。

東武スカイツリー線西新井駅東口を出て、右手側の細道の中にあります。細道を入ると、秘密基地のように続く階段があります。その階段を上った先にあるのが、「喫茶 シルビア」さんです。

階段を上がるとそこには、煌びやかな照明に照らされた136席を用意する広い店内が広がります。ここで、私の副交感神経スイッチがONとなり、素敵な週末時間のスタートです。店内には、サラリーマンの方はもちろん、ファミリー層からカップル、おひとり様まで、老若男女問わず訪れる、地元の沢山の人に愛されていることが伝わってくるお店です。

席は店員に案内されることなく、あいている席に勝手に座るスタイルです。私はいつもこの端のお気に入りの席に座ります。この席は、日焼けし色あせた本の並ぶ棚が近いため、とても居心地が良いのです。

さて、それでは料理の注文です。この昭和のディスプレイ、料理はおいしさ間違いなしです。メニューは喫茶定番のナポリタンやピラフを始め、定食やうどんなど様々です。私は毎度決まって、ハンバーグナポリを注文します。

料理が運ばれてきました。ハンバーグからデミグラスソースの匂いが漂います。さらに湯気の向こう側からケチャップの酸っぱい香りのナポリタンが顔を出します。3分でペロリです。定番ではありますが、定番だけあって圧倒的に美味しいです。

食事後にはさらなる楽しみがあります。

シルビアに置いてある椅子やテーブル、装飾品がレトロでノスタルジックな雰囲気を作り出しています。そんな素敵な空間で、1人で漫画や雑誌を読んで、時々タバコを吸いに行くのが、私の週末の贅沢です。ちなみにこの日のお供は、スラムダンクでした。あのハイタッチのシーンは何度でも読み返せます。

それでは、そろそろ一服してきます。

喫煙ルームが確保されているのもお気に入りにする理由のひとつです。見てくださいこの贅沢な喫煙ルーム。三畳半ほどの広さになる喫煙ルームでは常連のマダム達とご一緒になり、タバコミュニケーションが楽しめるのも、このお店の好きなところです。

この日は、マダム達と話すことで発見がありました。

というのも、幾つものドラマや映画の作品の撮影地として使用をされているそうで、何人もの著名人達が訪れているというのです。最近では、菅田将暉さんが主演の「ミステリーと言う勿れ」や、堺雅人さん主演の「リーガルハイ」、「下町ロケット」「闇金ウシジマくん」「銀魂」など。どれも興行収入が何十億と超える作品の撮影地で驚くばかりです。

ちなみにその日の私の座った椅子は長澤まさみさんが座っていたとか。嬉しすぎて、その後3時間はそこに居座ってしまいました。

人も含め、おしゃれでノスタルジックで時を忘れてしまう空間。おいしい食事と楽しい会話。まだまだ伝えきれない素敵なところばかりです。是非、ご自身で足を運んで確かめてみてください。

皆さんはどのようなお店がお気に入りですか? 今度会社の先輩や上司に聞いて、連れて行ってもらいたいと思います。

以上、私の行きつけの「喫茶シルビア」のご紹介でした。