2011年の東日本大震災での事故で廃業から11年の時を経て昨年10月、国の登録有形文化財である九段会館の一部を残した「保存棟」と近代的な「新築棟」から成る建物が完成しました。
内堀通り沿いの東側をL字形に保存棟が残されています。
約90年前に建てられた建物です。帝冠様式というそうです。
スクラッチタイルは、5万4000本のタイルの色に着色したアンカーピンで補修したそうです。
保存棟は免震建物となってます。
ドライエリアの黒い部分は免震スリットだと思います。
石の補修に苦労のあとが伺えます。
新しい御影石による補修と思います。
時間が経てば、見分けがつかなくなるのでしょう。
ブロンズの扉は、1枚250kgだそうです。
モザイク模様の保存棟の廊下
新築棟のプラザ。新築棟と保存棟のどちらにいるのかほとんど意識しなくなります。
プラザ床のモザイクタイル。
小口もスクラッチ模様付のタイル。細部まで気をつかってます。
Rの大理石階段
地下に向かうエスカレーターから、テラス・お堀を観る。
地下1階のテラスから日本武道館を観る。
これからも使い続ける玄関ホール。クラシックです。
巨大な旗竿金物がありました。 軍人会館として創建された 歴史が伺えます。
今も昔も建物の顔です。
90年前から構造計算は、きっちりされていたようです。
植栽の中にアートのように置かれてました。
キッチンカーで買って、テラスでランチもよいかも。
会社の帰り道は、こんな夜景です。
取締役:金子 寛